30代、男。恋愛と服と、どうでもいいことを考える。

  • 捨てる靴がない

    靴が多い。お金をかけていると思われているが、そうでもない。ただ、捨てる靴がなくなった。

  • 二か月に一度、買いに行くもの

    二か月に一度、美容室に行く。髪がどうなるかは、あまり気にしていない。期待しているのは、髪ではない。

  • もっと言えばいいのに

    そうそう、なるほど、としか言わない人がいた。苛立った。ただ、足りないと思っていたのは僕だった。

  • 格好から入る

    哲学の本と少し重いボールペンを持ち歩いている。見栄だと分かっている。ただ、誰も見ていない。

  • 小さくなってから

    別れを切り出すのは、いつも僕のほうだった。一度だけ逆になって、小さくなった場所から、前にいた人たちが見えた。

  • 九割が黒

    服の九割が黒だ。昔からそうだったわけではない。選ぶものを減らしたら、かえって見えるものが増えた。

  • なぜそう思うのか、が知りたいだけ

    学生のころ、宇宙人と呼ばれていた。悪口ではなかったと思う。ただ、言うことが突拍子もないらしかった。

  • 何を考えていたか、は残らない

    何があったかは残るのに、そのとき何を考えていたかは残らない。だから書くことにした。最初の記事。